1999年1月25日〜2月13日(18泊20日)
前 泊 | 1月24日(日) | 成田(泊) | 成田エアポートレストハウス |
第1日 | 1月25日(月) | 成田〜Brussels(泊) | Hotel La Madeleine |
第2日 | 1月26日(火) | Brussels(泊) | 〃 |
第3日 | 1月27日(水) | Brussels−Namur(泊) | L' Excelsior |
第4日 | 1月28日(木) | Namur−Dinant−Namur(泊) | 〃 |
第5日 | 1月29日(金) | Namur−Marloie−Barvaux−Durbuy(泊) | Hotel du Prevot |
第6日 | 1月30日(土) | Durbuy−Barvaux−Liege(泊) | Metropole |
第7日 | 1月31日(日) | Liege−Brussels〜Frankfurt−Würzburg(泊) | Hotel Barbarrossa |
第8日 | 2月1日(月) | Würzburg−Bamberg(泊) | Hotel Zum Spatz |
第9日 | 2月2日(火) | Bamberg−Würzburg(泊) | Hotel Zum Winzermännle |
第10日 | 2月3日(水) | Würzburg−Augsburg(泊) | Augsburger Hof |
第11日 | 2月4日(木) | Augsburg−München−Aying(泊) | Brauereigasthof Aying |
第12日 | 2月5日(金) | Aying−München−Freilassing−Berchtesgaden(泊) | Hotel Post |
第13日 | 2月6日(土) | Berchtesgaden−Salzbergwerk−Berchtesgaden(泊) | 〃 |
第14日 | 2月7日(日) | Berchtesgaden−Königssee−Berchtesgaden−Salzburg(泊) | Pension Adlerhof |
第15日 | 2月8日(月) | Salzburg(泊) | 〃 |
第16日 | 2月9日(火) | Salzburg−Wien(泊) | Neuer Markt |
第17日 | 2月10日(水) | Wien(泊) | 〃 |
第18日 | 2月11日(木) | Wien〜Brussels(泊) | Anberge Saint-Michel |
第19日 | 2月12日(金) | Brussels〜(機中泊) | |
第20日 | 2月13日(土) | 〜成田 |
*旅をプランするにあたって*
いつもどこかへ旅をしたい 、次はどこへ行こうか、何を目的にしようか、
はたまた、あてのない旅をしたい、などなど、「たびごころ」は人さまざま。
*1999年の旅をプランするにあたり、次のことが次第に固まってきたのです。*
・今回は昨年初めて訪ねてハマッたベルギーへ(今は無き)直行便Sabenaベルギー航空でフライト。
・下記参考文献で読んだブリュッセルの‘カンティヨン醸造所’を訪れる。また、ベルギー南部・アルデンヌ地方を旅する。
・南ドイツの街を回り、Bamberg、Aying などの名物ビールを味わう。
・オーストリア(といっても Salzburg と Wien だけですが)に足を延ばし、最終日はゲートである
Brussels で 打ち上げ!
*参考文献*
・旅名人ブックス 9『ブリュッセル美食ガイド ベールを脱ぐ食通の天国』日経BP社刊
・相原恭子著『ベルギーグルメ物語』主婦の友社刊
・相原恭子著『ドイツ地ビール夢の旅』東京書籍刊
前泊〔成田エアポートレストハウス〕
昨年に引き続き、連続5回目の利用となったホテル。 交通至便でリーズナブル、とても快適なホテル。
館内にある和食処『槇』で、出発前夜、日本最後の和食および日本酒はいかが?
*空港第2ターミナルより32番バスで。(TEL.0476-32-1212)
第1日.1月25日〔成田〜ブリュッセル〕
第2ターミナルで朝食を。今回は中華の定食で。
今回初めてサベナベルギー航空。
ベルギービールとピーナッツに始まり
夕食(2人分)
マフィンとサンドウイッチの夜食も
朝食です。
サベナだと‘ムール貝’や‘牛肉のビール煮’なんか出たりして!
と、過剰な期待をしてました。フツウですね。
やっぱり外の景色も気になっちゃって。
夕食はブリュッセルの食の都「イロ・サクレ」地区へ。レストラン Le Petit
Bedon に 入ってみました。
外観のディスプレイ ムール貝の白ワイン蒸し(1人前) 魚料理もおいしい 帰り際 店の名刺をくれた
ハプニング@ いろいろなレストランがひしめく通り。目に留まったのがこの1件。
なにかのガイドブックで、『こんな店はご注意。ぼったくられるぞ!』
といった項目にすべてあてはまる!
・店の外のディスプレイが道に はみ出るほど派手
・制服を着てはいるが、呼び込みをしている。
・お客が少ないと、道路側の窓辺の席へ案内する。
・安いものより先に、高いコース料理のメニューを見せる。
といっても、この店はきちんとしていて、味も申し分なく、値段がべらぼうに高いわけでもなかった。ブラボー!
ホテルは昨年に引き続き、Hotel La Madeleine(ちょっと値上がりして ツイン1泊:BF3095=¥10,485)でも円高だったので前年より割安!
第2日.1月26日〔ブリュッセル〕
朝のグランプラス。
前年のほうが、写真とりまくり。『ベルギー・ビールの旅』参照。
この日は半日をカンティヨン醸造所へ。Tramで移動、徒歩で探し歩き、ようやくたどり着く。
Tram の 停車駅表示
ふつう、麦汁にビール酵母を加えるのですが、
ここでは空気中の天然の酵母菌が麦汁の冷却過程で自然に入り込み、発酵するのです。
屋根裏にある麦汁の冷却槽。味噌蔵や醤油蔵とおなじにおいがしました。
樽の中で寝かせた1年もの、2年もの、3年もののランビックをブレンドし、更に寝かせたものをグーズといいます。
カンティヨン醸造所のビールのラベルは「小便小僧」がモチーフ。ベルギー料理店で見つけたらぜひ探してみて!
王立軍事歴史博物館で
ギロチンから 戦闘ヘリ・ジェット戦闘機まで
夜のグランプラスのゴディバ 夕食は軽く with小茄子の漬物
第3日.1月27日〔ブリュッセル−ナミュール〕
シタデル
(山の上の砦・城砦)
苦労して登ったが、寒い。
聖オーバーン寺院 近くの ブラッセリー HENRY とても雰囲気のよい店でした
夕食は簡素に
第4日.1月28日〔ナミュール−ディナン−ナミュール〕
今日は Dinant への日帰り旅行。列車で片道27分。
特徴的な教会と背後のシタデル 名物菓子 クック・ド・ディナン(丸い方は今も家に) 昼はオムレツを
ハプニングA シタデルへは教会脇のケーブルカーで昇れるはずが冬季閉鎖中。
裏へ回れば山上から入れると思い、街中から1時間近く歩いて到着。
けれどやっぱり閉まってました!
第5日.1月29日〔ナミュール−デュルビュイ〕
今回ぜひとも行きたかった、Dulbuy へ向かう。
あまり資料がなく、Namur から Marloie で 乗り換え、Barvaux へ。
ハプニングB Barvaux駅を降りたら無人駅っぽい。他に降りた客もあったようだが、モタモタしてるうちに誰もいなくなった。
バス停を探したがよくわからず、近くの民家を覗いてみるも失敗。
やっとそれらしき標識を見つけ、見るともうバスが来る時間!
あわてて離れたところを探していたカミさんを呼び、何とかセーフ。
この便を逃すと午後までなかったのでした。
Hotel du Prevot 中心部のレストランで(2人で\6,368) 街全体、小路までおしゃれな雰囲気
どうやらここは列車で来るよりも車でのアクセスがよいみたい。
いつもは昼に重たい(量的にも金銭的にも)食事だと夕食は簡素にするのだけれど、
せっかくデュルビュイまできたのだから、と、ここぞとばかりホテルで夕食もきっちり食べた。(2人で\7,008)
ベルギービールまたはワインを入れての値段だから、それほど目玉飛び出るほどじゃないでしょ?(と、誰に弁解してんだ!)
第6日.1月30日〔デュルビュイ−リエージュ〕
ハプニングC 翌朝、Barvaux駅までのタクシーをホテルの人に頼んだら、
『Liege に 行くならひとつ先の Bomal 駅がいい』と、いう。
おまけにそこまで車で送ってくれる、とのこと。これはありがたい。
行きのバスのルートとはまったく違う道で、それに早く着いた。感謝感謝。
373段のビューラン坂 途中で‘目つきの悪いネコ’発見! 肉団子料理‘ブレ’(おいしいよ)
夕食は簡素に
第7日.1月31日〔リエージュ−ブリュッセル〜フランクフルト−ヴュルツブルク〕
この日は大移動。朝9:00からの朝市をひやかした後、
Liege Guillemins1046−1159Brussels Nord−ブリュッセル空港1520〜〜1625Frankfurt Flughafen1657−1830Würzburg
格安航空券でも2フライトつきのチケットを選べば、旅行範囲がぐっと広がるよね。
(左)空港でも 肉団子料理‘ブレ’を食す
(右)今は無き、サベナ・ベルギー航空!(合掌)
ハプニングD 無事ドイツ入国、DB駅に向かうがなんか変。列車がだいぶ遅れている!
事故のせいか雪のためか原因はわからない(語学力不足で)。
おまけに車内はギュウギュウ!
予定より2時間以上遅れ、念のため車内電話からホテルにTEL
しといてヨカッタ。
(過去4年、DBが遅れたことなど1度も遭遇しなかったので、超ビックリ!)
実は旅程の都合上、この日Würzburg には 宿泊のみ。翌日 Bamberug に 向かい、また戻ってくるのです。
第8日.2月1日〔ヴュルツブルク−バンベルク〕
Bamberg といえば ラオホビール Schlenkerlaの名物料理 Dom ちょっと工事中。昼と夜の風景
『ラオホビール』は燻製した麦芽でつくります。ちょっと癖があるかな。『玉ねぎの肉詰め』、おいしいよ!
ちなみに小生の近所の町には『オラホビール』というのがありますが、
これはまったく関係なく、オラホは方言で、〈オラの〉、つまり〈私の、私たちの〉、という意味です。
第9日.2月2日〔バンベルク−ヴュルツブルク〕
マリエンベルク要塞 夕食はフランケンワインとともに
第10日.2月3日〔ヴュルツブルク−アウグスブルク〕
Rathaus 名物料理シュペッツレ Rathaus
で日本展 メジャーなレーベンブロイ
旅はちょうど半分の10日目を終了。
後半はさらに南ドイツを旅して、国境をバスで越えてオーストリア・ザルツブルクへ向かいます。
☆これぞ冬のヨーロッパめぐり!どんどん寒くなるぞ☆
第11日.2月4日〔アウグスブルク−ミュンヘン−アイインク〕
ミュンヘンへ移動
(左)Marienplatz にて Neues Rathaus の 仕掛け時計はお約束
(右)レストラン Zum Franziskaner にて 白ソーセージを(必ず午前中にね!)
写真のビール、Franziskaner は とても美味
ハプニングE カウンター席で隣の現地の人らしき男性から
『お湯から出して皮をむいてジャムをつけて食べるのさ〜』、
みたいなことを言われた。知ってたケド。
ミュンヘンから S1 で 38分、Aying へ。ホテルも兼ねた Brauereigasthof Aying
に 泊まるのが目的。
ハプニングF Aying 駅で降りたものの、実は場所不明のままの訪問。若者に尋ねて事なきを得たが、歩くと遠い!
やっとたどり着きました Ayinger
Bier 近くの教会 クネーデルが美味
第12日.2月5日〔アイインク−ミュンヘン−ベルヒテスガーデン〕
ミュンヘン発のIR、Freilassing で 乗り換えてBerchtesgaden へ 向かう。
ハプニングG 駅のホームでキップ(左)を手に持って見ていたら、
風に吹かれてキップがコロコロ!
あやうく失くすところでした。(地元のお子様たちに笑われた)
(左)夕食は魚料理
ハプニングH 夕食つきのハーフペンション方式。
といっても、その内容がよくわからない。
決まった食事が出るもの、と思っていたら、
フツウにレストランで注文。
いまだにそのシステムがよくわからない!
(右)深夜に雪が舞う
第13日.2月6日〔ベルヒテスガーデン−ザルツベルクヴェルク−ベルヒテスガーデン〕
昼間は岩塩鉱 Salzbergwerk へ(看板は滑り台の絵)
(左)一夜明けたら一面の雪
厚手の上着とズボンを着用 トロッコで山中へ 滑り台で地底へ行き地底湖を船で これはホテルの夕食
第14日.2月7日〔ベルヒテスガーデン−ケーニッヒスゼー−ベルヒテスガーデン−ザルツブルク〕
日帰りポイントの目玉その2、ケーニッヒス湖へ。
『○○の歩き方』の聖バルメトロー僧院に関する記載に憧れて行ったのですが…。
ハプニングI あれ?凍ってる! そう、全面結氷で水鳥が湖の上を歩いてるのです。
当然遊覧船も運休。でもちょっと先まで行ってみたら、リュージュの競技場がありました。これはラッキー!
でも『〇〇の歩き方』さん、冬の情報も ヨ・ロ・シ・ク・ね!
歩いてます 目の前を滑走
ベルヒテスガーデンからザルツブルクへはバスで45分。(ひとりDM7,20)
DBだと乗り継ぎありで58分。途中ほかの車の事故があったりして一部待たされましたが、無事
Salzburg へ。
ドイツよりもっと寒い! メンヒスベルクからの眺め
夕食は Sternbraü で 名物 Salzburger Nockerl 美味! 落ち着いた街並み
イースターエッグの店
このシュテルンブロイはとてもグッド! ドイツ料理に比べ量も日本人に合う感じ。とてもしゃれた感じの店。
料理のオーダー時に前もって頼んでおく ザルツブルガーノッケール、写真のようにミニサイズもあるので、ぜひお試しあれ!
第15日.2月8日〔ザルツブルク〕
この日は1日市内観光
(左)モーツァルト像
(中)馬も凍えてる?
(右)お化粧バッチリ
第16日.2月9日〔ザルツブルク−ウィーン〕
一気に首都ウィーンへ(2月はどこも寒そうで、ちょっと他の村々は暖かく緑のあるときにでも…)
(左)Salzburg1010−1335Wien West の IC845
(中)『第三の男』のプラーター大観覧車へ
(右)そしたらここも冬期休業中!
夜は‘ホイリゲ’で白ワインをジョッキで! 路上に投影された看板 夜のシュテファン寺院 ケーキ&ドーナツの夜食
第17日.2月10日〔ウィーン〕
今日はウィーン1日市内観光
シュテファン寺院の屋根 シェーンブルン宮殿(耳たぶがちぎれるかと思うほど寒い!)
ウィーンへ来たからには本場で Wienerschnitzel をと思い、
Figlmüller へ。
そのデカさで超有名な店。入店するなり、シュニッツェル?と聞いてくる。
繁盛しているものの、少し驕っている感じ。(おいしかったケド)
そして夜。恥ずかしながら生まれて初めてオペラを観に Volksoper へ。
演目は Der Opernball 生オーケストラ はす向かいは貴賓席 カーテンコール
ハプニングJ 早めに着いてチケット売り場に行ったら、『もう30分ほど待ちなさい』、とのこと。Why?
列に並んでしばし待つ。そっかあ、間際になると安くなるんだね。なんて親切。
貴賓席のすぐ横の2Fボックスシート最前列(落ちそうで怖い!)が、半額で
ひとり AS225(=¥2,148)
とてもよい思い出となりました。
第18日.2月11日〔ウィーン〜ブリュッセル〕
ヨーロッパ内 2フライト目は Wien〜Brussels。 雪のウィーン・シュヴェヒャート空港、窓の外を見やると…。
→→→→
なにやら特殊車両が接近 アームを伸ばして なにかを噴霧 氷解剤のようだ 無事離陸、フラップもスムース
機体はオーストリア航空。国旗にあわせ、赤と白のカラーがふんだんに。
1140〜1330 の フライトでも食事がつく。
(左)軽食もおしゃれ
(右)内装や乗務員までもが赤&白
そしてゲートのブリュッセル再び
Hotel Saint-Michel 最後のベルギー料理 と思ったらモール・シュビットへ 店の看板ネコ こちらはノラネコ
第19日.2月12日〔ブリュッセル〜〕・第20日.2月13日〔〜成田〕
そして再び機中の人となり、
12時間後、日本の土(といってもアスファルトだけど)を
踏むことになるのだ。
ブリュッセルを皮切りに、ベルギー・ドイツ・オーストリア(の 一部)を巡った旅。
こうして振り返るとそれぞれの国柄・土地柄・食文化・酒文化の違いが見えてくる。
ツアーのようなギュウギュウの日程じゃあないから、18泊20日といってもそれほどくたびれなかったかな。
☆次回はいよいよ2000年。暖かいところへ行きた〜い!という小生の願いを強行し、
初めてドイツを離れ、ベルギーとスペイン・カタルーニャ地方を旅します。
なかでもバルセロナ・マヨルカ島・フィゲラスが特にオススメの『スペイン・カタルーニャの旅』に 乞うご期待!☆