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浅間山のうた

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浅間ゆ富士へ 春暁の流れ雲                    臼田亜浪

日も春の浅間根つづる桃桜                     臼田亜浪

浅間猛る霜空雲を封じたり                     臼田亜浪

大浅間ひとり日当る山冬木                     臼田亜浪

雲はれぬ浅間の山のあさましや人の心をみてこそやまめ        古今(雑体)

浅間なる 照り降りきびし 田植笠                 前田普羅

つかの間の 春の雪置き 浅間燃ゆ                 前田普羅

春星や 女性(にゅしょう)浅間は 夜も寝ねず           前田普羅

浅間山 蟹棲む水の 滴れり                    前田普羅

信濃なる 浅間の嶽に 立つけぶり をちこち人の 見やはとがめぬ  在原業平

いつとてか わが恋やまむ 千早ぶる 浅間の嶽の 煙絶ゆとも    拾遺集詠み人知らず

いつとてか わが恋ひざらむ 信濃なる 浅間の山の 煙絶ゆとも   紀貫之

忍びしも いまは浅間の 隠れなく 燃ゆる煙と なりにけるかな   頼政

いつとなく 思ひに燃ゆる わが身かな 浅間の煙 しめるよもなく  西行

春霞 あづまよりこそ 立ちにけれ 浅間の嶽は 雪げながらに    良経

胸のうちよ 知れかし今も くらべ見よ 浅間の山は 絶えぬ烟を   定家

吹きとばす 石はあさまの 野分哉                 芭蕉

 

明治11年天皇行幸の際の詠草

思ひなき 程もしられて 浅間山 峯のけふりの けふはたえたる   正風

秋霧は 晴れわたれとも 浅間山 たかねの雲は はなれさりけり   徳大寺家従者 志賀重身

浅間山 ふもとのみゆき 今日そとて をちこち人そ しけくつとへる 芳樹

 

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